■水素は宇宙形成の90 %以上を占めるもので(H=水素原子、H2=水素分子)最も軽くもっとも単純な元素です。人の体の60% は水でできています。水素原子は電子1個と陽子1個で出来ています。実は水素原子は電子をもう一つもつことができるのです。自然界のあらゆる物質は安定を求めたがるという法則があります。
■そのため水素原子は電子を2個持てば安定できるので別の水素原子とくっつき互いの電子を互いに共有することで2個持てます。この2つの水素原子を水素分子といい「H2」のことを指します。自然界では水素原子は水素分子の状態でしか存在しないので、水素といえば水素分子またはその集まりのことを言います。
■ミトコンドリアは外部からの糖分を分解してエネルギーにするものです。食べものはそのままでは利用できないので、細胞が利用できるエネルギーの形に変換しているのです。その反応を「異化」とか「内呼吸」と呼んでいます。この反応では、最後に細胞が利用できるエネルギー(専門的にはATPという)を作る際、酸素を消費します。そのため私たちは酸素を取り入れるため呼吸(外呼吸)しています。この呼吸によってエネルギーを得た細胞が悪玉活性酸素の影響で酸化するのを防いでくれるのが水素なのです。